今、私達に出来ること

改めまして、この度の東北地方太平洋沖地震で
被害に遭われた方々並びにそのご家族の皆様へ
心よりお見舞い申し上げますと共に、亡くなら
れた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
16年前の阪神淡路大震災以上の被害に加え、津波
や原発の災害も重なり、頻発する余震もいつ止む
か分からない…このような状況下、被災されている
方々は毎日大変な思いでおられることと存じます。
報道を通して日ごとに深刻な状況を目にする度、
一人でも多くの方が助かるよう、毎日祈っており
ます。

被災地域にお住まいのお客様へは、メルマガ機能を
使って個別にお見舞いメールを送信させて頂きまし
た。数名の方から無事を知らせるメールを頂き、
本当に嬉しく思いました。

16年前の経験がある私にとって、今回の震災は
とても他人事とは思えません。ささやかですが、
出来ることは少しずつ協力したいと考えています。
昨日は、近所で救援物資(飲料水限定)の募集が
ありましたので、早速ペットボトルのお茶を寄付
してきました。一番物資が少ない地域に届けられる
ことを願っています。

深刻な状況が次々と明らかになる中、明日の更新
は自粛すべきではないかと当初は考えました。
しかし、お客様からのメールの一文が私の心を大きく
揺り動かしました。

「こんな時だからこそ、綺麗なジュエリーで心を癒し
たいのです。17日はいつも通り新作を出して下さい。
頑張る勇気にしたいと思います」

16年前…当時、一番欲しかったものは「正確な情報」
と「再び頑張ろう!!」と思える気力と勇気を奮い立た
せてくれるものでした。
テレビは当時も一番悲惨な状況だけを放送して、リアル
タイムで必要な情報は殆ど入ってこない上に、ネットも
携帯も今ほど充実していない時代でしたので、何よりも
情報に飢えていたこと、そして「希望」を見出せるもの
を渇望していたことを思いだしました。


今の私に出来ること……


まずは、どんな些細なことでもいいから一つ一つ「何か」
被災地のためになることを行うこと。例えば、数多く
回ってくるデマメールを止めるとか、正しい情報を収集
して、対処法も添えて現地の友人に届けるとか…考えれば
いくらでもあります。
何もしないでいるより、無理のない範囲でいい…一つだけ
でもいいから「何が出来るか」を考え、行動してみる。
一つの力も沢山集まれば沢山の力になりますから、決して
無駄になることはありません。

そして…Estrella de la Lunaとして出来ることって
何だろうかと真剣に考えました。

それは、現地でも新作を待って下さるお客様の期待に
お応えすること。
少しでも勇気付けられるような作品を作ること。
新作の売上を、被災地の将来の復興のために役立てて
頂けるように募金すること……

私に出来る範囲の、私にしか出来ない形の支援をして
いきたいと思い、通常通りに更新することを決めました。
作品数は少なくなるかも知れませんが、心を込めて一つ
一つ作っていきます。

今回の新作は、全てが東北地方太平洋沖地震チャリティ
対象となります。皆様に代わりまして、売上金を日本
赤十字を通して送金させて頂きます。
今回は-Luna-の新作も対象となります。
16年前の震災を経験した2人から、少しでも皆様の心を
癒し、励ましたい…という願いを込めて、明日の更新を
行います。

現在の状況を鑑み、メルマガによる新作のお知らせは
今回は控えさせて頂きます。
いつもの時間に、そっと覗きに来て頂ければ幸いです。


どうか、皆様のご理解とご了承をお願い申し上げます。





Estrella de la Luna 店主