2月なのにガーネット(1)

お久し振りの日記です。
(もっとこまめに書かなければ…と思いつつ)

さて。既に2月に入っているにも関わらず、何故か先月の誕生石
であるガーネットについてのマメ知識をご紹介いたしますね(^^)

もともとガーネットは珪酸塩鉱物の類質同像グループの名称で、
鉱物学的には14種類の鉱物に分けられます。
一般的に一番幅広く知られている赤ワインのような深い赤の色合
いのものは、アルマンディンガーネットで、主成分が鉄とアルミ
ニウムになります。正確な和名は「鉄ばん柘榴石」といいます。
(中にはやや茶色を含んだような赤のものもございます)

アルマンディンよりももっと赤が強く、血のような赤・混じりけ
のない赤が人気のパイロープガーネット。こちらの主成分は
マグネシウムとアルミニウムになります。和名は「苦ばん柘榴
石」といいます。

その名の由来が「バラの花のような」「バラ色の」という意味を
持つことで人気の高いロードライトガーネットは、濃厚な
赤紫色のものが広く知られていますが、実はディープな紫から
淡いピンクまで色の幅が広いです。
ロードライトガーネットは、ちょうどアルマンディンとパイロー
プの中間の成分で構成され、色は「紫みの赤」を示します。
この石は1882年にアメリカ・ノースカロライナ州で発見され、
1902年には掘り尽くされましたが1964年タンザニアのケニア国境
のウンバ・バリィで発見され現在に至っています。
アルマンディンやパイロープとも違う美しい紫みの赤を持つロー
ドライトは、透明度が高く、明度の高いものが産出されます。
しかしながら、あくまでもパイロープやアルマンディンの親戚で
あることには変わりないので、比較的お手頃価格で美しい色を
楽しめます。

次回は、ガーネットの中でもレアストーンに位置づけられる
ツァボライトやデマントイドをご紹介いたしますね♪