宝石のカクテル?

若い頃、バーテンダーのアルバイトをしていた経験もあって、
カクテルが大好きなのです(^^) 色とりどりのカクテルは、
まるで宝石みたい♪ 甘くて飲みやすいものからきりっとした
オトナの味まで様々。配合するベースのお酒やリキュール類、
果汁などによって、全く違う味に仕上がるのも魅力の一つです。
例えば、同じギムレットでも、ジンの割合を変えるだけで
全然違ってくるんですよ。お客様のお好みによって配合を
変える事で、その方にとってのベストの味をご提供するのが
楽しくもありました(^^)

さて。そんなカクテルと宝石とが何の関係があるかと思われる
でしょう? 実は、あるんです(笑)
大体は海外の話になるのですが、アメリカはコネティカット州
にあるカジノ・リゾート施設で、1杯3000ドル(約35万円)も
する特別カクテルが登場して話題を呼んでいるのだそうです。
リッチなライフスタイルを志向する人の情報誌「The Robb
Report」(そんなのがあるんですねー、さすがアメリカ)
によれば、高額な飲み物に出費することは余裕のある「セレブ」
としての社会的地位のシンボルになっているのだとか。
ここのバーで提供される特製カクテル「サファイア・マティー
ニ」は、ボンベイ・サファイア・ジンをベースにブルー・キュ
ラソーなどで作られ、グラスの縁は青い砂糖で飾ってある…と
いう凝り具合。特別注文のサファイアとダイヤモンドの装飾を
施したイヤリングが付いて、さらにスターリングシルバー製の
楊枝が差してあります。

ロンドンのリッツ・ホテルのバーでは2003年に金箔入り・13.66ct
カラットのダイヤをあしらった特製マドラー付きの「ロブ・
カクテル」が当時87000ドル(米ドル)で提供されたものの、注文
はなかったそうです。ヨーロッパの人は財布が固いのか、そんな
酔狂なカクテルに価値を見出さないのか…うむむ。

ニューヨーク、マンハッタンにあるアルゴンキン・ホテルの
バーでは、本物のダイヤモンド付きの「ダイヤモンド・
マティーニ」を1万ドル(約180万円)で提供しています。
ただし、2004年に同カクテルがメニューに登場して以来、
未だにたった2件の注文しかないのだとか。

しかーし!! 驚くなかれ…これと同じ180万のダイヤ入り
カクテルがリッツカールトン大阪で売られたところ、何と、
これまでに6杯も売れたのだとか!!!
大阪の方がニューヨーカーよりもお金持ちってこと?(笑)

で…実は日本にも昔から宝石の入ったカクテルを提供する
お店が神戸にあったんです。北野にあるそのバーは、宝石
の名前のついたオリジナルカクテルがありまして、注文す
ると、誕生石の色を思わせるカラフルな液体がグラスに
注がれます。飲みほすと、中からカクテルと同じ名前の
宝石が出てくる…という仕掛け。ルースだったり、指輪や
ピアスといった小さい物が入ってたりします。
でも、今このお店があるかどうかまでは、ちょっと分かり
ません(>_<) 

あるなら一度ぐらいは人生経験として行ってみたいと思い
ますけど、何だか高くつきそう…(^_^;)