今年のイヤー・ジュエリーは…

毎年、ジュエリー業界はジュエリーのトレンドカラーとして
「イヤー・ジュエリー」を定めています。
時々、宝石店できれいな宝石を眺めている時に「今年の
イヤー・ジュエリーは○○」と書かれたキャッチコピー
を見かけたりするのですが、一体誰がどうやって決めて
いるのか謎でした。「誰」はわかったものの、「どうやって」
とか「なぜその石に決めるのか」ということは、全く謎です…

で。

今年(2008年)は漠然と特定の石に決まってなくて、単純に
「オレンジ色の宝石」なら何でもいいということになったそう
です。でも、オレンジの宝石って何だろう…と思い返してみて
も、誰もがすぐに「これ!!」といえるものがないですよね。
(好きな人は分かっているんでしょうけどね)

例えば、過去のイヤー・ジュエリーはもっとピンポイントで
石を決めていました。2000年はダイヤモンド、2001年はパール、
2002年はルビー、2003年はサファイア、2004年はエメラルド…
といった具合。
ところが、2005年から「イヤーカラーのジュエリー」という
ように範囲が広がるようになりました。2005年はバイオレット
カラーの石ということで、アメシスト(アメジスト)はもちろん
のこと、バイオレットサファイアやパープルスピネル、ラベン
ダー翡翠…などなど、紫の石なら何でもOKだったのです。
以後、2006年はイエロー&ゴールド、去年(2007年)ピンクと
白…というように、範囲を広げて解釈できるようになりました。

オレンジ色の宝石には、オレンジサファイア、スペサルティン
ガーネット、マンダリンガーネット、ファイアオパールなどが
思い浮かびますが、他に何があったかなぁ…と記憶を辿ると、
トパーズやトルマリン、スピネルもありました。いずれも、
ほとんどビーズ用では見かけませんし、ジェムストーンとして
も高いんですよね。

となれば…手頃なのはやっぱりカーネリアン?